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小さなそして広がっていく世界

2013/08/24(土) Flyable Zero

2013/09/15 25:41 未分類

Flyable Zero

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2013年現在,世界で唯一,栄二一型エンジン(オリジナルのエンジン)で飛行可能なゼロ戦(零式艦上戦闘機)を見に行ってきました!
飛行可能な機体は完全なレプリカ等を含めて数機ある模様です.
場所は所沢航空発祥記念館.アメリカの博物館が所蔵する機体が日本に一時里帰りしています(いました.8月31日までで展示終了.その後返却).

例によって写真をたくさん載せておきましょう.

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水平尾翼のすぐ前にあるマーキング.昔の字体は好みです.
製造番号は墜落・鹵獲時に製造数を悟られないため,
実際の製造数ではなくある規則で決められているみたいです.
この復元された(あるいは維持されている)マーキングの通り,所属等も記載していなかったようです.
なお,星マークは特に意味はありません.
撃墜数とかそういうのではなく,単なる雰囲気を出すペイント的な感じのもののようです.

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尾翼付近.尾翼の番号の命名規則は良くわからないですが,
その機を識別するための番号であることは間違いないでしょう.
ネットの情報によると,この機体の場合,第二六一海軍航空隊の120号機という意味らしいです.

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今回の展示では,機体下部の構造を鏡(単なる金属板?)で見られるように配慮されていました.
この機体にはアレスティング・フック(空母に着艦する際に使用するフック)が装着されていないようです.
また,この写真で見える尾輪(車輪)は飛行時には機体に収納されます.

IMGP7263.JPG
拡大すると表示を読めます.

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下に展示されているのがゼロ戦に搭載されていた20mm機関砲です.
この機関砲は主翼に取り付けられています.写真中央の主脚の上から飛び出ている筒がそう.

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ゼロ戦は日本の艦上戦闘機で初めて引き込み式の主脚を装備した飛行機でした
(攻撃機も含めると先に九七式艦上攻撃機が装備している).

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主脚に注意書きが書いてあります.拡大すれば読めます.
漢字とカタカナ交じりの文章,良いですね!

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機首から.

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エンジン付近.エンジンの後ろからニョキニョキと何本も出ている排気管
(推力式単排気管)が零戦五二型以降の特徴だそうです.
これよりも前の型式の零戦は排気を左右1つずつの排気管にまとめていたようです(集合排気管).
また,機首上部の穴は機銃(7.7mmまたは13mm機関銃)の穴です.

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栄は14気筒星形エンジンらしいので,1~2気筒を1つの排気管で排気しているようです
(見えない排気管があって気筒と排気管の数が1対1の可能性がある)詳しくはお調べください.

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カウル.他の写真からもわかりますが,
沈頭鋲(頭が平らな形状のリベット)が採用されていることがわかります.

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主翼機銃付近を上から.

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機体のいたる所にマーキングされている英語を見ると考えさせられます.
太平洋戦争当時はこの辺がたぶんカタカナ表示だったのでは?
ただ,日本に保管された場合高い確率で二度と飛行が不可能になりますので(四式戦闘機で不名誉な実績が……),逆にアメリカに渡った方が良かったともいえます.

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13mm機関砲(写真中央)および20mm機関砲.

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オイル受けが置いてあります.

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機体の下部.

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風防.

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撮影可能な最も高い位置から.

T-1ジェット練習機

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他にも多くの飛行機が展示されていましたが,私の目を引いたのはこの機体.
戦後初の国産量産飛行機のT-1(の国産エンジン搭載型であるT-1B).自衛隊機です.

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マーキングがすべて日本語です.流石国産です.

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搭載されていた,戦後初の純国産ジェットエンジン.

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機体の後部.

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エンジンはさっきの写真のように取り外されているので
中身が空っぽという不思議な状態でした.

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中の構造が良くわかります.

1: 青城光 2013年10月03日(木) 午前11時34分

未だ現役で飛行するというのは驚きです。

2: Hirosugu Hirayama 2013年10月11日(金) 深夜0時00分

すみません.遅くなりました.
半世紀以上経っても動かせるというのはひとえに管理している人たちの努力のたまものですね.
ただ,流石にこれからもずっと動態保存状態を維持するのは難しいでしょうから,この先がどうなるのか気になる所です.


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